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ゆったりと大声を出す彼とぬるいビール

月が見下した山とサイクロン

例えば、何も知らないエイリアンに「カマイタチ」を説明するとしたら、どうする?「デザイナー」の特徴とか、いや、そもそもこの世界の説明からするのかな。

風の無い大安の明け方は焼酎を
少年は今日、学校の給食係だった。
帽子とマスクを着け、白衣を着て、他の給食係達と、給食を給食室へ取りに行った。
今日の主食は、ご飯じゃなくてパンだった。
バケツみたいに大きな蓋付きの鍋に入ったシチューもあった。
少年は、最も重たい牛乳は、男子が持たなければならない、と考えていた。
クラス皆の分38本はかなり重い。
だから自分が、バットに入った38本の瓶入り牛乳を持ったのだけど、同じ給食当番のフーコちゃんが一緒に持ってくれた。
重たい牛乳を女の子に運ばせたくはなかったけど、同じクラスで前から気になっているフーコちゃんと教室まで一緒に歩ける、と思った少年は、少しドギマギしながら、何も言わずに2人で牛乳を持つことにした。

控え目に走る父さんと電子レンジ
どんなことでも一つの好きなことを、長期で続けている根気のある人に憧れる。
スノボだったり、油絵だったり、とても目立たないことでも。
毎年一度だけでも、幼馴染の友達で、いつもの温泉旅館に連泊する!という習慣なども良いんじゃないかなと思う。
コツコツ地道に続ければ、絶対実用までたどり着くことがあるだろう。
わたしは、小学校のころにピアノと日本舞踊の2つを学習していたが、辞めなきゃよかったな。
このように思うのは、部屋の隅におかあさんにプレゼントされたピアノが置かれているから。
今の自分は全然分からないピアノだけど、時間ができたらもう一回学びたいという夢がある。
ノリノリで大声を出す彼と花粉症
お盆が間近になって、とうろう流しなどの催しが付近で遂行されている。
ほど近くのイベント会場では、竹や木で工作されたとうろうが並べられていた。
近郊の観光施設では、夜分には電気の照明はついてなくて、キャンドルの光だけなのは、とても素敵だった。
竹やすだれに囲まれてキャンドルが灯っており、やさしい灯りになっていた。
やさしい灯りが周囲の木々を煌々と照らしていてめちゃめちゃ幻想的だった。

夢中で叫ぶ君と僕
太宰の人間失格を読み切って、主役の葉ちゃんの感情も分からなくはないな〜と思った。
彼は生きていくうえで誰しも持っている部分を、大いに持ち合わせている。
そういった部分を、自分の中だけに秘めないで、アルコールだったり異性だったりで解消させる。
物語の終盤で、バーのマスターが、「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と言う。
そこで、主人公の葉ちゃんは要領が悪いんだと、心から切なく思ってしまう。
どんよりした水曜の朝は窓から
私は仕事の関係で、日光へ向かうことが非常に多かった。
関東地方の北寄りにある日光市は栃木県にあり、海に面していない県で、背の高い山に囲まれている。
もちろん、冬が来ると雪が降り、除雪車やチェーンなど必要である。
秋のシーズンには、東北自動車道で2泊3日で行って、無事に帰り、また2泊3日という生活スタイルが多く、雑誌などメディアで日光が登場すると懐かしく思ってしまう程。
「日光を見ずして結構というなかれ」という面白い言葉がある位なので、一度は見た方が良い県だ。
少し述べさせてもらうと、ツアーのメインはやっぱり東照宮。
歴史上欠かせない人物家康の眠る場所で、独特な様子に驚くだろう。
あと、山奥にある奥日光湯元温泉。
硫黄泉とのことで、乳白色で熱めの温泉。
この温泉を浴びると冷え症が完治するだろうと思う。
日光東照宮が建てられたときには、奥日光湯元温泉を目指してかなりの人数の湯治客が集まったらしい。
景色が思い浮かべられる歴史深い栃木県の日光。
宿泊所の紹介も一緒にハイウェイウォーカーなどに紹介されているこの場所に、再び行ってみたいと思う。

笑顔で口笛を吹く兄さんと草原
「夕食はカレーよ。」
少年は母親が言ったその言葉を耳にした途端、無意識に「ヤッター!」と叫んだ。
少年は小学校から帰宅して、麦茶を飲みながらダラダラとテレビを見ていたところだった。
今日は西日が強い。
窓辺では風鈴が風に吹かれてチリリンと音を立てていた。
TVのアニメチャンネルでは、かつての懐かしいアニメを放映していた。
今日は「一休さん」だった。
こんな頭が良い少年がいたら、学校のテストなんて簡単なんだろうな、と少年は感心していた。
しかし、台所からカレーの匂いが漂ってきたとき、少年は一休さんのことなんて頭から吹っ飛んでいた。
曇っている仏滅の夕方はこっそりと
いつも行くショッピングセンターで買い出しをしていた。
冷食コーナーで、アスパラを選んでいた。
いろいろ見ていたら、韓国語で表記されている品を発見した。
写真を見ると、韓国屋台の定番、トッポギだった。
この秋、明洞へ向かった時に、何回も韓国まで渡航している友達にリスペクトされたトッポギ。
ここ日本で冷食として、トッポギが発売されてるなんて、驚きだった。

無我夢中で大声を出す父さんと冷たい雨
さやかちゃんはパッと見おっとりしているように見られるようだけど、かなりアクティブな女性。
夫と、1歳の賢治の、仲良し3人一家で、フレンチレストランの隣のアパートに住んでいる。
一般事務の仕事も育児も男の子こなして、毎日が充実していて、時間の有効活用は素晴らしい。
少しでも時間があれば、この日は空いてる?など必ず電話をくれる。
私は頻繁にミスドを作って、彼女の住まいに行く。
涼しい祝日の夕暮れに外へ
ひとり娘とのふれあいをとればとるほど、自分の子供は大変慕ってくれる。
一歳までは、会社の仕事が非常にあわただしく、会うことが珍しかったため、たまたま顔をあわせても泣かれていた。
父なんだけどとやりきれない胸中だったが、仕事の業務がせわしないからとあきらめずに、毎回、休日にお散歩に連れていくらようにした、抱っこしても、お風呂でも笑ってくれるようになった。
このところ、朝、玄関をでるとき、俺が行くことが悲しくて泣いてくれるのが嬉しい。

凍えそうな土曜の早朝はビールを
家の前でハンモックに寝転がり、心地良いそよ風に身をゆだねていた、休日の午後の事。
空には飛行機雲が一筋走っていた。少年は、我が家のネコが「シャギャァッ!」という大きな声に驚き、ハンモックから地面に落ちてしまった。
目を凝らして観るとうちのネコは蛇に向かって、全身の毛を逆立てて興奮しながらも恫喝していた。
蛇はそう大きくはなく、毒も持っていなさそうだったので、少年はそばに落ちていた棒でつついて追い払い、ネコを抱っこして再度ハンモックに横になった。少年は、猫のおでこをなでてやりながらお腹の上で寝かしつけ、気持ち良さそうに前足をしまう猫を見つめた。

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