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具合悪そうにお喋りする子供とよく冷えたビール

月が見下した山とサイクロン

「ステーキ」に関して、どう思っているだろうか。「青年」とは、常識的にはどのように認識されているのだろうか。べつに真剣に考えるってことも無いよ。

じめじめした平日の深夜に微笑んで
最近は、釣りに行ってない。
業務で大変忙しく出かけられないのもあるが、しかし、とっても暑くてきついから、出かけづらいのもある。
それに加え、会社終わりに近くの漁港を眺めてもたくさん釣れている気配が全くないから、早く出かけたいとは思わない。
とても回遊魚が見えるくらいだったら出かけたくなるだろうな。

余裕で泳ぐ姉ちゃんと穴のあいた靴下
友人の知佳子の彼氏のSさんの働く物産会社で、朝食用に梅干しを注文している。
酔うと電話をかけてくれるSさんの可愛い社内SEのEくんは、言ってることが分からな過ぎて会話がかみ合ったことがない。
ノンアルコールの時の彼は、非常に人見知りが激しいようで、そんなにいっぱい話してくれない。
だから、一度もEくんとまともに会話をしたことがない。
勢いで吠える友人と草原
恐怖はたくさんあるけれど、私は海が怖くて仕方ない。
しかも、沖縄やオーストラリアなどのクリアな海ではない。
それ以上の恐怖は、しまなみ海峡などの黒い海だ。
ついつい、どこを見ても海、という状況を想像してしまう。
気分だけ経験したかったら、オープンウォーターという映画が一番。
スキューバーで海上に取り残された夫婦の、会話のみで展開していく。
とにかく私にとって恐ろしいストーリーだ。
現実に起きてもおかしくない話なので、ドキドキ感は大変味わえる。

月が見える平日の晩は熱燗を
私の部屋は、冷房も暖房器具もないようなところだ。
そのために、扇風機と冷やしたお茶を片手に仕事をする。
この前、扇風機をどかそうと思いつき、回したまま抱えてしまった。
すると、扇風機の中身が止まったので「あれ?」と不審に感じ、よく見た。
何故か気付かなかったが、動きをストップさせているのは、まさかの自分の薬指だった。
恐る恐る抜くと、また歯車は回転しだして、指からは血が出てきた。
痛さも感じる間もなかったが、しっかりしようと考えた。
喜んで泳ぐ君とアスファルトの匂い
毎年、雨の続く梅雨の時期がなんとなく好きだ。
部屋は湿度が上がり外出すると濡れてしまうけれど。
理由として、幼いころに、雨の日に咲いていたあじさいがきれいで、それからこの花を楽しみに待っている。
長崎出島にて知り合った、シーボルトとお瀧の紫陽を見ながらのデートの話を耳にしたことがあるだろうか。
オランダ人に紛れ込んで男の子ドイツ人のシーボルトが、紫陽花を見ながら「お瀧さんと同じくらい美しい花だ」と話した。
梅雨に可憐に咲くあじさいを見ながら何回も、お瀧さん、お瀧さんとつぶやいた。
そのうち訛って、あじさいは「おたくさ」という別名を呼ばれるようにもなったらしい。

雲が多い木曜の昼に焼酎を
絵画や写真など芸術が結構好きだし、絵も自信があるのに、写真が非常に苦手だ。
それでも、かつては一丁前に、ペンタックスの一眼を持ってた時もあり、なにがなんでも持ち歩いたりした。
あまりにも視点が合わないし、センスが見られないアングルなので、カメラが説教してきそうだった。
けれど、レンズや加工はやっぱり凄くかっこいいと感じる!
暑い平日の夜は想い出に浸る
随分前、二十歳の時に、友達と3人で飛行機で釜山に買い物に出かけた。
初の日本以外の国で、ホテルにちょっとだけ滞在だった。
メインを散々見て、楽しんでいたけれど、そのうち道に迷ってしまった。
日本語はもちろん通じないし、韓国語も全然通じなかった。
すると、韓国人の男性が発音のきれいな日本語で戻る方法を説明してくれた。
少し前に東京にて日本語の知識習得をしたらしい。
それで、安全に、順調な旅行をすることが可能になった。
次の日、バスで道を教えてくれたその人になぜか再会した。
「またおいで」と言われたので、みんな韓国が印象的な国になった。
いつも休みを合わせて韓国旅行が恒例だ。

汗をたらして歌う姉ちゃんと季節はずれの雪
今日の夕食は一家そろって外で食べる事になっているので、少年はウキウキしていた。
何を注文しよう、と夜が待ち遠しくて、いろいろと思いを巡らしていた。
ハンバーグやカレーライス、ソフトクリームやチョコパフェ、などなど、メニュー表には何が載っているのかとても楽しみでもあった。
今回は最近開店したファミリーレストランだ。
お父さんの運転する車は、じきにお店の駐車場に到着する頃だ。
お母さんは助手席から外の景色を見ている。
お姉ちゃんは後部座席で、週刊誌をパラパラめくっている。
少年は車のドアを閉めると、喜び勇んで入り口の扉を開いて家族を待った。
目を閉じて泳ぐ姉妹と飛行機雲
暮らしていた場所が異なると食生活が異なることを二人で生活しだしてからたいそう認識するようになった。
ミックスジュース作ろうかと嫁から普通に言われ、ミックスジュースを買っていたのかなと思ったら、地元では作ることが普通らしい。
缶詰のモモやら他と氷をいれこんで、ミルクをさらに加えてミキサーで混ぜて出来上がり。
家でごくごくと飲んだのは未知の体験だけれど、ものすごく美味だった。
感動したし、はまって、俺も作り飲んでいる。

どんよりした平日の明け方はお酒を
ちかこが、マンションのベランダで、トマトを育てている。
実ったらサラダを作る予定だという。
育てているとは言うものの、マメに水分をあげないし、ベランダで煙草をふかすので、彼女のトマトの周りの空気は少しも良い環境ではない。
丸一日水も肥料も与えていないという時の、その見てくれは、緑色の葉が垂れ下がっていて、どことなくがっかりしている様子に激似だ。
気の毒になったので、水をたっぷりあげると、あくる日のお昼くらいには生き生きと復活していた。

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