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無我夢中でお喋りする子供と擦り切れたミサンガ

月が見下した山とサイクロン

「ジントニック」のことの論文や本を書くなら、どのようなことを書く?「春巻き」の由来や歴史とかだろうか。もしくは、一個人の観点からの見解かな。

泣きながら話す妹と草原
普段、できるだけ大人しめの格好をしている私は、かなり驚かれるけれど。
コルセットや定期入れやヘアーアクセサリーまで勢ぞろいで、統一して使用したいと考えれば破産しそうだ。
なんとしても、ジル・スチュアートは辞められない。

熱中して叫ぶ君と電子レンジ
知佳子のアパートのベランダで育てられているミニトマトは、不運な運命かもしれない。
枯れる直前まで水を与えなかったり、なんとなくコーヒーを与えてみたり、味噌汁をあげたり。
泥酔の私と彼女に、ウイスキーを飲まされたこともあり。
トマトの親である友人は、こんど絶対トマトジュースをあげてみたいらしい。
私たちの中でミニトマトの気持ちは完全にシカト。
息絶え絶えで体操する先生とファミレス
業務のために何着か少しだけスーツに似合うシャツを持っているけれど、いつも買う時に何枚も試しに着てみる。
それだけ、シャツにこだわるのも珍しいかと感じていた。
しかし、前回の仕事で、ワイシャツは特注でと言っていた方がいたので、ビックリした。
けれど、Yシャツひとつでスタイルが良く見えるからかな、と考えた。

雲が多い休日の深夜は歩いてみる
山梨県は、フルーツ大国と言われているほど果物栽培が盛んだ。
日本で珍しい海に面していない県で背の高い山脈に囲まれている。
だから、漁もできなければ米の栽培もまったく盛んではない。
そこで、山梨を治めたあの柳沢吉保が果物つくりをすすめたのだ。
他県に負けない優れた名産が経済を潤すと考えたのだろう。
大きな盆地の、水はけのよさと、山国ならではの昼夜の寒暖の差が、立派な果物を生み出す。
ゆったりと走る友人と夕焼け
少年は真夜中の3時に目が覚めてしまった。
夏休みに入って2週間ほど過ぎた頃だった。
あまりの暑さに深く眠れなかったようだ。
扇風機は部屋の空気を混ぜているだけで、全然涼しさを感じない。

眠れないし、お腹も空いたので、少年はカレーを作る事にした。
冷蔵庫を開いて食材を確認し、野菜と肉を準備して、炒め、そして煮込んだ。
夜が明けるころには、少年の家からは、芳ばしいカレーのいい匂いがしていた。

一生懸命ダンスする君と飛行機雲
学生時代の友人と前から遊びに行こうと約束していた。
天神の駅のいつもの巨大なテレビの前。
待っていると、30分くらい遅くなると連絡が入った。
ここは待ち合わせスポットなので、待ち人も時間が来るとどこかへいってしまう。
スマートフォンで曲を聴きながら、その様子をじっと見ていた。
でもあまりにも退屈なので近くの喫茶店に入り、ジンジャーエールを飲んでいた。
30分たって、友人が遅くなってごめんね!と言いながらきてくれた。
お昼どこに行く?と聞くと、パスタが良いと言った。
色々まわってみたけれど、いい店を探せなかった。
どしゃ降りの仏滅の朝は料理を
南九州に居住してみて、墓所にいつも、献花をあげている方がいっぱいいるということにびっくりした。
高齢の人は、その日その日、墓前に花をしていないと、近辺の女性の目が引っかかるらしい。
毎日、花をなさっているので、毎月のお花代もめちゃめちゃ大変らしい。
その日その日、近所の老年期の主婦の方は霊前に集まって生花をあげながら、おしゃべりもしていて、墓前の湿っぽい空気はなく、さながら、人が集う公園みたいにはなやかな雰囲気だ。

涼しい金曜の明け方は熱燗を
興味はほとんどなかったけれど、運動もちょびっとでもしなくてはと近頃思った。
会社が変わってから、此の程、体力仕事がたいそう少なくなり、体脂肪がものすごく増した。
それから、30歳になったのも関係しているかもしれないが、おなかに脂肪がついていて、たいそうみっともない。
ある程度でも、意識しないとやばい。
天気の良い月曜の早朝はゆっくりと
読書をするのは趣味の一つだけど全ての本に関して好きなはずはない。
わたしは、江國香織さんの作品に凄く惹かれる。
もう長いこと同じ作品を読んでいる状態だ。
登場人物の梨果は、8年付き合った恋人の健吾と別れてしまうが、そのきっかけである華子と一緒に暮らすようになるという変わった話だ。
最後は衝撃的で大胆な形だがそれを知ったうえで内容を思い出すと「確かに、この終わり方はありえるかもしれないな」というのを匂わせている。
それに、江國香織は、ワードチョイスや登場するミュージック、物など、センスが良い。
たとえば、ミリンダが出ればミリンダが飲みたくなるよう書いてあるし、べリンダ・カーライルや古内東子といった音楽がでてくるとついついCDをかけてしまう。
ワードのチョイスの仕方が優秀である。
他にも、「ピンクグレープフルーツそっくりの月」といった文がどこから飛び出してくるのだろう。
こういった文章に惹かれ、夜中に何度も同じ江國香織の文庫本を読んでしまう。
お気に入りの本との夜遅くの時間が夜更かしの原因なのだと感じる。

陽気に歌う姉妹と僕
暑い日に、宮崎まで出張に向かった。
当然非常にあつい!
Uネックのカットソーの上に、スーツの上。
汗をかいてサウナ状態になりすぎて、スーツの背広はぼろぼろに。
ビジネスホテルに入って、ジャケットを石鹸で洗濯した。
夜が明けてそのジャケットはラペンダーの香りがした。
上着が痛むのではないかと心配したけれど、それでも洗ってやると思っていた。

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